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2010-11-13

シートポストを探していると

エロいシートポストがありました。

反り返ってるし、穴まで開いてます。
イタリアで、世界一おしゃれな自転車ビルダーと言われるCinelliの「RAM」というシリーズのシートポストです。カーボンの黒光りがゾクゾクします。

このチネリという会社は商品名にとてもこだわりがあるようで、ジミ・ヘンドリックスの名曲「Little Wing」という名前そのものが自転車フレームの名前になってたり。「experience」というフレームも、ジミヘンのバンド「エクスペリエンス」から来ていたり。
会社理念の言葉に「デュシャン」とか「カート・コバーン」という名前が挙げられたりするなど、アートでロックでフェティッシュなイタリアンブランド。



で、このシートポストの名前である「RAM」って何かと思ってたんですけど、私、今年になって「ミクスチャー」に出会うという、失笑気味の時代遅れな衝撃を受けたのですが、Rage Against the Machineの略なんでしょうかね。




すごいですね、この人たち。32歳になって一児の親になってから、エロエロロックでもなかろうに、という気もしないでもないですが、叙情には素直な父親でもありたいもので。

2010-11-12

ソラミミ

とっくに終わった今年のグランツール、「ブエルタ・ア・エスパーニャ2010」のプロモーション映像と音楽が可愛くて、今のまま行くと、今年のマイ・ベストソングになりそうな。
スペインのPreciadosというバンド。


歌詞のサビのところで「ブエールター」って歌ってるのか、と思ったところは
「fuerza」で、「パワー」みたいな意味のようだ。意図的にブエルタと韻を踏んでいるのかなあとか推察するんだけど。
フルバージョンはこっちに。

2010-11-02

ステム換装


自転車のステムを換えてみた。従来のものより10mm伸ばして100mmになった。
機能的に言えば10mmは結構違うのだが、それよりももっと違うのは、90mmと100mmでは、圧倒的に存在感が違う。10mmは偉大ですよ。

そしてこの選択は結果大成功だったと言える。それはポジションのための機能性というよりも、むしろ見た目の話。たった10センチしか露出がない一見すると目立たないパーツなのだが、もうこれは台風の目というか、これが存在することで全体の姿が一気に自己主張を始める。色が白、というのもキイている。

これはハッキリと言える、「自転車の格というものは、ステムとシートポストで決まる」。

確かに自転車のメインであるフレームを中心に考えると、ステムはフレームとハンドルをつなぐ箇所。シートポストはフレームとサドルとつなぐ箇所、どちらも「つなぎめ・中間点」である。しかし、だからこそ重要なのだ。

こう言ってみればわかってもらえるだろうか。自転車を女性の身体にたとえてみれば、ステムとシートポストは「首筋とウェストライン」である。セクシーポイントだということがおわかりいただけるだろう。おっぱいや、おしりのほうがいいんだ、という向きは若い、まだ若い。

そして、次にエロスを感じるシートポスト探しの旅にまた出かけるのである。