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2010-09-05

再来年の大河ドラマ「平清盛」に思いをはせる

あるTweetを読んで思ったのだけれど、平家の落人の里巡礼とか面白そうな気がする。

何が面白そうかと考えてみた。

落人たちが住んでいた、ということはその場所は峠を越え、山間の盆地で、外の世界とは隔離されがちな地形にありそうです。追手に見つかってはいけませんからね、なるべく見つかりにくいところがいいはずです。こういう場所には「隠れ家」「秘境」という価値が付きます。

その一方で、やはり栄華を極めてしまった一族だから、どこでもいいわけではなく(このあたりが「驕れる平家」っぽいと推察)あまり下手なところには居を構えないだろう、と思われます。そこで「人里離れてるけれど、いい感じの風情もあって、落ち着けるところ」を、散り散りになった平家たちが求めて全国に散って行ったのではないでしょうか。

ましてそこに温泉がでていれば、相当に素晴らしい秘湯です。
まとめると、人里はなれてゆっくりできて、それなりに風雅な場所でもあり、もう、そこで人生を終わりまで過ごしても悔いはなさそうな、小さな自分たちだけの国、そういう場所を求めて多くの平家が日本中に飛び散って行ったということになります。秘境駐在員みたいなものです。

そうして、各地にできた「平家の落人の里」を情報化しまとめ上げることで、落人の里クラスターマップが出来上がります。なんというか、ここから何か生みだされるというわけでもない、行き詰まったけど、なんとか「あはれ」に生きていきたい、そんな場所のカタログです。これは結構面白いと思われます。

2010-01-20

アジアとヨーロッパの境のダンジョン

ンジョンは冒険者の行く手をさえぎるもの。
冒険者はダンジョンを突破しようとする。
突破されないダンジョンはない。
枯れない花が咲かないのと同じこと。

イスタンブールはただの一度も突破されてはいない。
古代ローマ時代に作られた「テオドシウスの城壁」があったからだ。
そのときは「ビザンチウム」という名だった街の、最強の防壁だった。
ローマ時代から難攻不落の城塞都市だった。

アジアのほうからやってきたオスマン帝国軍。
彼らは城壁のない海のほうから船で攻め込んだ。
しかしイスタンブールには海にも強力な守りがある。
狭い海峡に鎖を張って、船が湾に入れないようにしていたのだ。

そこでオスマン帝国は船を陸に上げた。
丸太をしきつめて、油をかけ、その上を船を押して転がして進めた。
そして湾の中に船が入り込んだ。
イスタンブールは落ちた。

まるでゲームの中のバグで勝ったようなオスマン軍。
守ったほうも、負けたとは思わなかっただろう。
そんな手があるとは思わなかっただろう。
思ったとしても、まさか本当にそんな所を通るとは。

戦いの舞台となったイスタンブール。
今は静かで優しくてどこか切ない明るさがある。
石畳に路面電車が行き交い活況な市場が立ち並ぶ街。
モスクがそびえ立つ丘が海にむかって突き出している。