ページ

ラベル 自転車 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 自転車 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2011-11-01

地中海サイクリング


昨日は久々にお天気がよかったので(バルセロナこの時期はどんよりしている日が多いらしい)、自転車をレンタルしてあちこち行ってみようと思いました。

バルセロナにはたくさんレンタル自転車屋があります。いくつか目星をつけておいて、良さそうだなと思ったところに行ってみると、なんと閉まっています。
前の日に前を通りがかったので店の人に「ここは毎日開いてるんですか?」と聞いてみたら「毎日だよ」という返事だったのですが。もらったパンフレットの営業時間も過ぎてるけど・・・

仕方ないので他にないかと歩いていたら、もう一件良さそうなのを見つけました。しかも料金がこっちのほうが安い。ということで、パスポートを預けて自転車で繰り出しました。

まずは、街のシンボル・モンジュイックの丘に向かいます。

丘という名前に油断していましたが、ところどころ結構な激坂。しかも今日はロードではありません。ハンドルの付け根を持ってなんとか前傾姿勢にして乗り切ります。
頂上まではロープウェーでも行けます。でも、自転車乗りは是非ともこの坂を登っていただきたい。

頂上に到着。
見晴らしがよいところには大砲。
頂上にある元要塞は美術館になっていました。

丘を下って、ふもとの町並みへ。
細い路地をはしっていると、ときどきこのように空間が開けて広場になっているところに出会います。カフェがあって、休憩している人がいて、子どもが遊んでいて、犬が散歩していて。まさに都会のオアシス。

道路の右側通行はそれほど困らないのですが、戸惑うのがこういうラウンドアバウト(ロータリー交差点)での振る舞いです。日本ではあまりお目にかかりません。

バルセロナの大きな通りには自転車専用レーンがあります。しかも、それが道のど真ん中です。
普通は道の歩道側の端っこをはしるのですが、このように道の中央が自転車レーンになっている道もあります。これは結構変な気分ですが、自転車は乗り物、という意識がこちらではしっかりしているのかもしれません。


ロータリーに出くわして、じじじじじ自転車はどどどどどどうしたらと思っていたら、ああ、なるほど、ここで歩道に上がりなさい、という指示ですね。

海沿いの道も走ってみました。延々海岸にそって続く気持ちのいい道路が伸びていました。



こぎ疲れたので、海沿いのレストランで補給。

なんか、逆にこっちが取って食われそうな迫力です。
奥にある緑色のものは、ピメント(ししとう)を塩で味付けしてオリーブオイルで素揚げしたものです。シンプルですがやみつきになる、バルセロナに来たら是非食べてみて欲しい料理です。

いつもは海のない京都で走っているので、実はこんなに海岸線を自転車で走るなんていう体験ははじめてだったかもしれないです。日本に帰ったら海沿いを自転車で走ってみたいという思いを強くしました。



2011-10-21

そろそろ自転車の話をしないか

滞在2週目に入りました。
海外滞在期間のバッケンレコード更新です。

はっきりいって心身共に疲れ果てているはずです。はずです、っていうのはそれを上回る刺激とアクセル感によって飛び散らかってるから、疲れの塊にならずに遠心力で疲労を外に追い出してる感じですね。

改めて言いますが日本食は偉大ですよ。帰ったらもっと頑張りたいですね。自転車の話でしたそうでした。

ヨーロッパの街には青い自転車が映えますね。自転車に乗りたく感じてきました。気持ちが落ち着いてきたしるしでしょうか。

2011-10-11

YES

もうだいぶん前の話になりますが。7月のこと。

園祭のあいだ妻と娘が帰省していたので、仕事が休みの日を利用して広島まで会いにいったのですが、しばらくぶりに対面しても娘は父ちゃんのことを覚えてくれていたようでした。微妙にジイジと間違えていたフシはありますが。まあこっちも毎晩気兼ねなくツール・ド・フランスを観戦してましたがね。

ただの身体の反射かもしれませんが、にっこりしてくれるだけでもすごい進歩に思えます。無条件にすべてのものが許せるし、好きになるし、多分世界が良いものになる気分です。



ところで、妻と娘の帰省よりも少し前の事、なんのきっかけだったか忘れたけれど、娘と遊んでいると妻から
「なんで自転車に乗ろうと思ったの?」
という質問をされ、その場ではとくに具体的な回答はしなかったのでした。

それからまあ、ぼんやり考えたり、仕事があわただしくて考えることもなかったり。

それで結論を言うなら、「どこかから、自転車の種が飛んできて、芽が出てふくらんだ」というようなことです。
趣味というのは、友達がはこんできたり、本屋でみつけたり、歩いているときにポスターをみかけたり、たまたま映像で出てきたのを見たり、そんなもんです。

たとえば走るとイライラが解消される、という効果めいたものは有るかもしれません。でもイライラしてるのを消したいから自転車に乗り始めたわけではない。イライラ解消されたとしても体は疲れるし、息苦しいし、足は痛いし、おケツも痛い。割にあいません。

いっぽうで、眠いなあ、とか、しんどいなあ、と思うような時でも、5分も走れば自然に体は反応してくるのです。最初の1キロを走ると、次の3キロを走る筋肉が目覚めて起きてくる。3キロを走るころには10キロを走るための身体が起動している、という寸法です。

で、趣味を始める理由って、一人で考えてても見つからないこと、それを他の何かと付き合うことで見つけていく、そういうことなんじゃないかなと思うんです。外からの刺激に対して自分が「YES」と反応する、そのことで「あ、私はこれが好きなんだ」と気づく。だからこれは私にとって自転車に限った話ではないのです。能の稽古を始めたのもそうです。

能の謡って厳密な音階がないんですね。ただ相対的に上音、中音、下音、そして「浮き」という半音の調整がある。だから稽古するたびにまずその日一番大きな声がでる出し方で声を出す。そしてしばらくすると音の上げ下げが安定し始める。これも、やりながら体が起動していく、目覚めていく、という感覚のように思います。

おかしなことかもしれませんが、「趣味があったから、自分が好きなことが何なのかに気がつく」そんな理由でもいいのではないかと思っています。普段それほど無茶苦茶好きであることを意識していなくても、趣味と付き合っていくことで自分の感覚を再認識する、とか。まあ言葉にするとやっかいなのですが、自転車や能は、自分を写す「鏡」なのかもしれません。

父親となった現在、娘が物心ついても、反抗期になっても、成人しても、誰かのお嫁・・・いやゲフンゲフン・・・とにかく、私はそれらの趣味はずっと続けているような気がしています。それが自分にとっての「YES」だからです。

傲慢な言い方ですが、私に長く大切にしてもらえることが分かっていたから、自転車は私のところへやってきた、と、こう言い切ってしまってもいいでしょう。
娘もそうなのだとしたら、なお言うことはないな、と思いながら、広島を後にしました。


(写真:太田川とJR可部線)

2010-12-05

京都サイクルフェスタ

家族でもおでかけできて、自転車がいっぱい、自宅から20分ほどの距離と、恵まれに恵まれた条件が揃って、約一ヶ月ぶりにペダルをこいだのでした。

お出かけ先は宝池自動車教習所で催された、京都サイクルフェスタ。今回が第一回の開催です。手作りの素朴なお祭りという雰囲気で、予約すれば高級車にも試乗できます。

ベビーカーに載せられた娘と妻は、会場唯一のヒルクライム(別名:坂道発進)の頂上で観戦。高低差1メートル。

今回は3台ほどに試乗。私のロードはアルミフレームなので他はどんなものなのかと、アルミで有名なアメリカのメーカー「キャノンデール」のブースへ。しかし乗ったのはカーボンフレーム(笑)。でも、自分以外のロードにのる機会ってめったにないから、どんなものでも新鮮な気持ちで乗れます。

二つ目はお世話になっているwhoo bicyclesさんで以前試乗会があったとき「展示のみ」だった、イタリアのメーカー「カレラ」の最高峰モデル。もちろん炭素でできています。今回は試乗できるということで、さっそく申し込みました。

なにせこの1ヶ月、ペダルをはめていないので、うまく乗れるのかどうか心配でしたが、いや体は覚えてますね。頭はすぐ抜けていくのに。しかしまあ、軽い軽い。しかも変速機はシマノの最高級電動モデル。いつもは、ぐいっ、がっちょん、と変速している自分のロードがおもちゃみたいです。きゅきゅん、しゅぱっ と変速が決まります。こんなの反則じゃないですか。自転車って金にものを言わせたら強くなれる、ずっこい競技ですね。

最後にニュージーランドのAvantiというモデルを試します。トライアスロン競技に強いメーカーとあって、石垣島トライアスロンを目指す身としては避けては通れないわけです。漕ぎ出してみると、おおっ、意のままに動く、これがニュータイプか、と、道具が体に合って走ってくれる感覚を味わい感動。バックストレートでおもいっきり踏んでみると力が全て推進力になって突き進んでくれます。これはゴイス。

あと、試乗はしませんでしたが、写真に写っている、今時はもう珍しい鉄製フレームのコロンバス、渋いたたずまいが本日のグッドデザイン賞でした。

外に出るのがつらくなる時期なので、家の中でも自転車をこげるローラを試したり、12月なのにぽかぽか陽気と、そろそろ終わりかけの紅葉の山を眺めながら、楽しいつかの間の休息でした。

京都サイクルフェスタは今回が第一回とは思えないほど、よくできた楽しめるイベントでしたが、次回も企画されているようで、次は公道レースも行うのだとか。実現したら自分の庭みたいなところでのレースですから、これは負けられません。さて、とりあえず体についた肉を、どうやって減らすかだ。<走れよ

2010-11-13

シートポストを探していると

エロいシートポストがありました。

反り返ってるし、穴まで開いてます。
イタリアで、世界一おしゃれな自転車ビルダーと言われるCinelliの「RAM」というシリーズのシートポストです。カーボンの黒光りがゾクゾクします。

このチネリという会社は商品名にとてもこだわりがあるようで、ジミ・ヘンドリックスの名曲「Little Wing」という名前そのものが自転車フレームの名前になってたり。「experience」というフレームも、ジミヘンのバンド「エクスペリエンス」から来ていたり。
会社理念の言葉に「デュシャン」とか「カート・コバーン」という名前が挙げられたりするなど、アートでロックでフェティッシュなイタリアンブランド。



で、このシートポストの名前である「RAM」って何かと思ってたんですけど、私、今年になって「ミクスチャー」に出会うという、失笑気味の時代遅れな衝撃を受けたのですが、Rage Against the Machineの略なんでしょうかね。




すごいですね、この人たち。32歳になって一児の親になってから、エロエロロックでもなかろうに、という気もしないでもないですが、叙情には素直な父親でもありたいもので。

2010-11-12

ソラミミ

とっくに終わった今年のグランツール、「ブエルタ・ア・エスパーニャ2010」のプロモーション映像と音楽が可愛くて、今のまま行くと、今年のマイ・ベストソングになりそうな。
スペインのPreciadosというバンド。


歌詞のサビのところで「ブエールター」って歌ってるのか、と思ったところは
「fuerza」で、「パワー」みたいな意味のようだ。意図的にブエルタと韻を踏んでいるのかなあとか推察するんだけど。
フルバージョンはこっちに。

2010-11-02

ステム換装


自転車のステムを換えてみた。従来のものより10mm伸ばして100mmになった。
機能的に言えば10mmは結構違うのだが、それよりももっと違うのは、90mmと100mmでは、圧倒的に存在感が違う。10mmは偉大ですよ。

そしてこの選択は結果大成功だったと言える。それはポジションのための機能性というよりも、むしろ見た目の話。たった10センチしか露出がない一見すると目立たないパーツなのだが、もうこれは台風の目というか、これが存在することで全体の姿が一気に自己主張を始める。色が白、というのもキイている。

これはハッキリと言える、「自転車の格というものは、ステムとシートポストで決まる」。

確かに自転車のメインであるフレームを中心に考えると、ステムはフレームとハンドルをつなぐ箇所。シートポストはフレームとサドルとつなぐ箇所、どちらも「つなぎめ・中間点」である。しかし、だからこそ重要なのだ。

こう言ってみればわかってもらえるだろうか。自転車を女性の身体にたとえてみれば、ステムとシートポストは「首筋とウェストライン」である。セクシーポイントだということがおわかりいただけるだろう。おっぱいや、おしりのほうがいいんだ、という向きは若い、まだ若い。

そして、次にエロスを感じるシートポスト探しの旅にまた出かけるのである。

2010-09-03

2時間エンデューロのサイコンデータ


シマノ鈴鹿、2時間エンデューロ競技の時の、サイクルコンピューターのデータを晒してみる。

2週ごとのラップを見たら、キレイに30秒づつ遅れていっているのが面白い。
あきれるほどの先行飛ばし型後半バテ気味、の脚質なのだ。

2010-09-02

Visualizing Cycling Data


スペインで行われる、グラン・ツール、「ブエルタ・ア・エスパーニャ」は、他のレースに比べても個人的には一番親しみがある。といっても「スペインが好きだ」という片想いにすぎないのだけれど。

ほかの理由としては、ツール・ド・フランスという絶対的な世界最高レースの後、どこか寂しい、「後の祭り」感があるというのがキいている。

今現在、リーダージャージを着ているフィリップ・ジルベールも親しみのある選手だ。集団から飛び出すアタックが大好き、しかし早く仕掛けすぎて失速も多い、という戦い方がこれまた琴線に触れてしまって親しみがある。馬も自転車も、逃げは美しいのだ。

自転車レースのウェブサイトは情報がうまく整理されていて、ユーザーインターフェイスの勉強になる。自転車だとたいてい「高低差のわかる断面図」「戦況(誰が逃げてるか)」「平面地図(現在距離と残りの距離)」「総合やポイントなどの順位」この4つが基本要素で表示されていることが多い。

これだけの情報があれば、レース状況を思い浮かべることも、クロウトになってくればできるのだろうけど。コスタ・デル・ソルの風景や、白い壁、荒涼とした風景に現れるオリーブ畑と砦の建築、など、やはり風景を見ながら楽しみたい。

2010-09-01

夏のさいご

さる日曜日、夏の終わりの思い出づくりに、鈴鹿サーキットにて「シマノ鈴鹿ロードレース」に参加。
参加競技は、4人一組でコースを3周する「チーム・タイム・トライアル(TTT)」競技と、2人一組で2時間の間に周回数を重ねていく「2時間エンデューロ」の2つにエントリー。

TTTでは、どうも調子が上がらず、なんと最終ラップに入った直後シケイン手前の上りで息が上がってしまうという大失態。TTTは3人目がゴールしないとゴールタイムが認められないというルール。結局なんとかチームに合流はできたが、ずいぶんとスローダウンしてしまい、チームのみんなに迷惑をかけてしまった・・・。

エンデューロ開始の16時になるとだいぶ体調もあがってきた。(遅いな)
ちょうどピットが日陰になるため休憩していると体力の回復もはかれる。
なんといっても、超冷たい冷水シャワーがあり、それを頭からかぶるともう
ベホマをかけられたようなリフレッシュ感覚。

1周10分弱で回ってくるため2週毎にピットインしよう、と相棒と打ち合わせ。ほぼきっかり20分のペースで2週走っては交代、の繰り返し。さすがに後半はペースも落ちてくるが、鈴鹿サーキットの夕暮れ時は、コースと景色が黄金色に輝いていて、本当に美しかった。

エンデューロも無事走り終えて、帰路につく・・・のがなんとなく面倒くさくなって、
そのまま表彰式や屋台、アフターイベントの花火などを入念に楽しんでから帰宅しました。


2010-07-28

見本市

Bikes Of The Tour De France: What The Pros Are Riding | Cyclingnews.com

ツール・ド・フランスは、レースでもあり新型モデルのバイク博覧会でもあるんだね。
来年あたりは、Team HTCモデルにAndroid搭載フレームが登場とか、ないだろうか。

2010-07-21

第2回花吉野クリテリウム参戦

奈良県吉野で開催された、「花吉野クリテリウム」に行って来た。平地レースは、Ritsクリテリウムに続いて2戦目。

Ritsクリテでは、なぜか2周目で先頭に立ってしまい最後の1周ではもう、完全に足が残っていなかったという苦い経験をしたので、反省。
今回は中途半端はやめて「前に出るならアタックして逃げる」という誓いを立てていた。するとそのチャンスが全7周回のうち残り3周でやってきた。

僕にでもわかるド・スローペースの先頭集団から、じわっと前に出た。しばらく加速してみるけれど誰も付いてこない。
なら行ってやるー、とさらに下りで加速。8、9周目は単独先頭でスタート地点を通過できた。これは気もちいいもんだ。

Photo by 居留守☆王子

鐘がなって最終周回。上り坂でついに失速。後続につかまったけどそのままなんとか食らいついていって、最後はゴールスプリントに参加。なんとか2位に入れました。

C5カテゴリーは、これで卒業してもいいかもしれない。そろそろ我慢する戦い方も覚えないといかんなあ。


2010-07-01

orca 2011がアリだと思う理由


まだまだ修行中の身でありながら、ソフトウェア業界の技術スピードのサイクルというものになじんでしまったため、機材のアップデートのサイクルに敏感に反応してしまう。




ポイントは、電動デュラエースのバッテリーの据え付け位置。はっきりいって、ダウンチューブの目立つ位置にバッテリーがぼこっと乗っかっているフォルムは、何が何でも許す事はできなかったけれど、こうしてクランクに隠されるようにチェーンステーにつり下げモノレールのように据え付けられていれば、ケイデンスメーターとあまり変わらなく感じる。
アリだ。
シマノさんの、このバッテリーの変な形状は正気の沙汰か?と疑問を持ったが、そこはさすがヨーロッパのデザイン・ドリブンな製品設計、フレームのここになら付けたってもええで、というデザイナーの思いが感じられる。


この2011モデルの形で、I`m Gold カラーは出るのかな。見てみたい。



とりあえず、今週末開催のツール・ド・フランス、エウスカルテルが映ったらガン見してやろう。


2010-06-21

orca 2011

次のモデルのOrcaが発表されたもよう。
いかん、好きだこれ。

戦闘的で、かつフレームのグラフィックデザインにこだわってる。

ディープリムが似合う。
え?ってことはディープリムホイールも必要ってこと?

トライアスロンバイクはこれかなあ、などと言ってみる。